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第26巻Ⅰ 剰余価値学説史 第1分冊
第26巻序文 | ||
M | 剰余価値学説史(『資本論』第4巻)第1分冊 | |
手稿『剰余価値に関する諸学説』の内容目次 | 3 | |
一般的覚え書き | 7 | |
第1章 サー・ジェームズ・ステュアート.「譲渡に基づく利潤」と富の積極的増加との区別 | 8 | |
第2章 重農学派 | 12 | |
1 剰余価値の源泉に関する研究の,流通部面から直接的生産部面への移転.剰余価値の唯一の形態としての地代 | 12 | |
2 重農主義の体系における諸矛盾.その封建的外皮とブルジョア的本質.剰余価値の解明における二面性 | 19 | |
3 ケネーにおける社会の3階級.テュルゴーによる重農主義理論のいっそうの発展.資本主義的諸関係のより深い分析の諸要素 | 24 | |
4 パオレッティによる価値と物質との同一視 | 33 | |
5 スミスにおける重農主義的諸要素 | 34 | |
6 資本主義的基礎に立脚する大農業の支持者としての重農学派 | 40 | |
7 重農学派の政治的見解における諸矛盾.重農学派とフランス革命 | 42 | |
8 プロイセンの反動家シュマルツによる重農主義理論の俗流化 | 44 | |
9 重農学派の迷信への反対 | 46 | |
第3章 A.スミス | 48 | |
1 スミスにおける2つの価値規定 | 48 | |
2 スミスにおける一般的な剰余価値論.労働者の労働生産物からの控除としての,利潤,地代および利子 | 59 | |
3 スミスによる,社会的労働のあらゆる部面における剰余価値生産の発見 | 70 | |
4 資本と賃労働との交換における価値法則の作用に関するスミスの無理解 | 72 | |
5 剰余価値と利潤との混同─―スミスの理論における俗流的要素 | 75 | |
6 利潤,地代および労賃を価値の源泉と見るスミスのまちがった理解 | 81 | |
7 価値と収入との関係についてのスミスの二面的理解.「自然価格」を労賃,利潤および地代の合計と見る彼の見解 | 84 | |
8 社会的生産物の全価値を収入に分解するスミスの誤り.総収入と純収入に関する彼の見解における諸矛盾 | 88 | |
9 スミスの理論を俗流化する者としてのセー.セーにおける社会的総生産物と社会的収入との同一視.それらを区別しようとするシュトルヒとラムジの試み | 96 | |
10 年々の利潤と賃金が,利潤と賃金のほかに不変資本をも合む年々の商品を買うということは,どうして可能であるか,の研究 | 101 | |
a 消費手段の生産者たちの不変資本をこれらの生産者間の交換によって補填することの不可能性 | 101 | |
b 社会の全不変資本を消費手段の生産者と生産手段の生産者とのあいだの交換によって補填することの不可能性 | 125 | |
c 生産手段生産者間における資本と資本との交換.年々の労働生産物と年々新たにつけ加えられた労働の生産物 | 143 | |
11 価値の尺度に関するスミスの矛盾した見解 | 158 | |
第4章 生産的および不生産的労働に関する諸学説 | 160 | |
1 資本主義的生産の意味での生産的労働は剰余価値を生産する賃労働のことである | 160 | |
2 生産的労働に関する重農学派と重商主義者の所説 | 162 | |
3 生産的労働のスミスの理解における二面性 | 164 | |
a 生産的労働は資本と交換される労働であるとする説明 | 164 | |
b 生産的労働は商品に実現される労働であるとする説明 | 171 | |
4 生産的労働の規定におけるブルジョア経済学の俗流化 | 190 | |
5 生産的労働のスミスの見解の追随者.対象の歴史について | 193 | |
a リカードとシスモンディ──生産的労働のスミスの第1の説明の追随者 | 193 | |
b 生産的労働と不生産的労働とを区別しようとする初期の試み(ダヴィナント,ペティ) | 195 | |
c ジョン・ステュアート・ミル──生産的労働のスミスの第2の説明の追随者 | 202 | |
6 ジェルマン・ガルニエ | 203 | |
a 資本と交換される労働と,収入と交換される労働との混同.消費者の収入による全資本の補填に関するまちがった考え | 203 | |
b 資本と資本との交換による不変資本の補填 | 210 | |
c ガルニエのスミスにたいする論難の俗流的諸前提.ガルニエの重農主義的見解への逆もどり.不生産的労働者の消費を生産の源泉とみる見解―─重農学派に比べての一歩後退 | 225 | |
7 シャルル・ガニル | 232 | |
a 交換および交換価値に関する重商主義的見解 | 232 | |
b あらゆる支払労働の生産的労働への編入 | 240 | |
8 純収入に関するガニルおよびリカードの所説.生産的人口の減少を説くガニル.資本の蓄積および生産諸力の増大を説くリカード | 246 | |
9 収入と資本との交換 | 269 | |
a 収入と収入との交換 | 270 | |
b 収入と資本との交換 | 275 | |
c 資本と資本との交換 | 286 | |
10 フェリエ.スミスの生産的労働および蓄積の理論にたいする彼の論難の保護貿易主義的性格.蓄積の問題におけるスミスの混乱.生産的労働者に関するスミスの見解における俗流的要素 | 297 | |
11 ローダデール.スミスの蓄積論と彼の生産的および不生産的労働者の区別とにたいする反対者 | 316 | |
12 「非物質的生産物」に関するセーの所説.不生産的労働の無制限な増大の正当化 | 319 | |
13 デステュット・ド・トラシ.利潤の源泉に関する俗流的見解.産業資本家を唯一の生産的労働者だとする賛美 | 323 | |
14 スミスの生産的労働と不生産的労働との区別にたいする論難の一般的特徴づけ | 341 | |
15 アンリ・シュトルヒ.物質的生産と精神的生産との関係の非歴史的考察.支配階級の「非物質的労働」に関する彼の見解 | 345 | |
16 ナッソー・シーニア.ブルジョアジーにとって有用なあらゆる活動を生産的だとする賛美.ブルジョアジーとブルジョア国家とにたいする追従 | 350 | |
17 ぺレグリーノ・ロッシ.経済的諸現象の社会的形態の無視.不生産的労働者による「労働の節約」という俗流的見解 | 357 | |
18 チャーマズによる,富者,国家および教会の浪費の弁護 | 367 | |
19 スミスと彼の生産的および不生産的労働に関する区別についての結び | 368 | |
第5章 ネッケル.資本主義では階級対立が貧困と富との対立として現われるということ | 376 | |
第6章 余論.ケネーによる経済表 | 381 | |
1 借地農業者と土地所有者とのあいだの流通.再生産が行なわれない借地農業者への貨幣の還流 | 382 | |
2 資本家と労働者とのあいだの貨幣流通について | 389 | |
a 労賃を資本家の労働者にたいする前貸だとする,ばかげたきまり文句.利潤を危険補償とみなすブルジョア的見解 | 389 | |
b 労働者が資本家から買う諸商品.再生産が行なわれない場合の貨幣の還流 | 399 | |
3 経済表による借地農業者と製造業者とのあいだの流通 | 408 | |
4 経済表における商品流通と貨幣流通.貨幣が出発点に還流するいろいろな場合 | 414 | |
5 経済学の歴史における経済表の意義 | 427 | |
第7章 ランゲ.労働者の自由に関するブルジョア的-自由主義的見解にたいする論難 | 429 | |
〔補録〕 | ||
科学の経済的役割に関する,労働と価値とに関する,ホッブズの所説 | 441 | |
ペティ | 443 | |
a 人口理論―─不生産的職業にたいする批判 | 443 | |
b 労働時間による価値の規定 | 445 | |
c 土地価格,地代および利子の規定 | 449 | |
d 「土地と労働とのあいだの自然的な同等関係」 | 454 | |
ペティ,サー・ダッドリ・ノース,ロック | 459 | |
ロック.ブルジョア的自然法理論の立場からの地代および利子の取扱い | 460 | |
ノース.資本としての貨幣.利子率の低下の原因としての商業の拡大 | 465 | |
富の源泉としての勤労に関するバークリの所説 | 471 | |
ヒュームとマッシー | 472 | |
a マッシーとヒュームの利子論 | 472 | |
b ヒューム.利潤と利子との低下は商工業の繁栄による | 473 | |
c マッシー.利潤の一部分としての利子.利潤率からの利子の高さの説明 | 476 | |
重農学派に関する章への補足 | 480 | |
a 経済表に関する補足的覚え書 | 480 | |
b 重農学派の重商主義への逆もどり.自由競争への要求 | 482 | |
c ケネー.交換では価値は現実には増加しない | 483 | |
ビュア.土地貴族の賛美 | 484 | |
ジョン・グレー.重農学派の立場からの土地貴族にたいする論難 | 486 | |
余論(生産的労働について) | 492 | |
資本の生産性.生産的労働と不生産的労働 | 495 | |
a 社会的労働のいっさいの生産力は資本の生産力として現われる | 495 | |
b 資本主義的生産の体制内での生産的労働 | 500 | |
c 資本と労働とのあいだの交換における2つの本質的に違っている契機 | 505 | |
d 資本にとっての生産的労働の独自な使用価値 | 508 | |
e サーヴィスを提供する労働としての不生産的労働.資本主義の諸条件のもとでのサーヴィス提供の購買.資本と労働との関係をサーヴィス提供の交換と考える俗流的見解 | 511 | |
f 資本主義社会における手工業者および農民の労働 | 518 | |
g 物質的な富に実現される労働としての生産的労働の副次的規定 | 521 | |
h 非物質的生産の領域における資本主義の諸現象 | 522 | |
i 物質的生産の総過程という視角からみた生産的労働の問題 | 523 | |
k 物質的生産の一部門としての運輸業.運輸業における生産的労働 | 524 | |
『資本論』第1部および第3部のプラン草案 | 526 | |
a 『資本論』第1部または第1篇のプラン | 526 | |
b 『資本論』第3部または第3篇のプラン | 527 | |
c 『資本論』第3部第2章のプラン | 527 | |
〔注解〕 | ||
〔付録〕 | ||
文献目録 | ||
人名索引 | ||
度量衡および通貨表 |